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トリガーポイントとは?

トリガーポイントとは、腰痛や肩の痛みなどの症状の元となるものです。

痛みを引き起こしている部位(引き金点=トリガー)という意味から、このように呼ばれています。

トリガーポイントは主に筋肉や腱などに形成され、そこは痛みを感じる神経が敏感になっています。(痛覚過敏部位)

そのため、トリガーポイントが形成されたところは発痛部位となり、痛みなどの症状が現れます。

トリガーポイント化した筋肉のイメージ図

 

トリガーポイントと痛みの関係

トリガーポイント=真の疼痛部である。

真の疼痛部とは、痛みの原因となっている本当に痛い箇所ということです。

多くの方は“痛い所=悪いところ”と思われるかもしれませんが、実際の臨床ではそうではないケースが多々あります。

トリガーポイントの治療では、“本当に悪いところは痛みを感じている局所(自覚的疼痛部)ではなく、別のところに痛みの原因があるかもしれない”と考えます。

例えば、腕が痛かったとします。この時、腕で「痛い」と感じているのではなく、脳で「腕が痛い」と感じています。

でも、この腕の痛みの本当の所在は肩の筋肉であったりします。

この場合、肩の筋肉が腕の痛みのトリガーポイント(真の疼痛部)ということになります。(腕の痛みは肩のトリガーポイントから起きている関連痛)

つまり、本当は肩の筋肉が痛いのに脳が「腕が痛い」と位置を違えて感じてしまっているということです。(脳の誤認)

このように、発痛部位(トリガーポイント)と自覚的に痛いと感じる部位に“ズレ”が生じることもあります。

真の疼痛部と自覚的疼痛部

 

関連痛について

関連痛とは、痛みの原因のある部位ではなく他の部位に感じる痛みのことです。

これは痛みの伝達が、“神経→脊髄→脳”という経路を介する際に起こる現象です。

代表的な例では、心臓疾患での背中の痛みや肩こり感、肝臓や胆のう疾患での背中の痛み、腎臓疾患による腰の痛みなどが挙げられます。(内臓-体性反射)

トリガーポイントによる痛みも同じように、“神経→脊髄→脳”という経路を介して痛みの伝達が行われるため関連痛が生じます。

例えば、頭痛は首や肩の筋肉のトリガーポイントからきている痛みであることが多いです。

トリガーポイントと関連痛の図

 

トリガーポイントと脳のメカニズム

脳は知覚にいい加減である。

脳の感覚はとても曖昧で、痛みの局在をハッキリと認識することができません。

例えば、背中を蚊に刺されて痒みがあるとします。

この時「背中のこの辺りが痒い」とは感じますが、刺された箇所をピンポイントに認識することは出来ません。

刺された箇所に触れて初めて「そこそこ!」とピンポイントに認識することが出来ます。

トリガーポイントもこれと同じで触れて初めて「痛いのはそこ!」と感じることが出来ます。(認知覚)

このように、脳は目に見えない部分や特に深部の痛みでは、その位置感覚が曖昧になってしまうということがあります。

 

トリガーポイントによる症状

慢性的な腰痛や頭痛、肩の痛み、足や手の痛みの他、ぎっくり腰や首の寝違えなど急性の疼痛疾患にもトリガーポイントが深く関わっています。

また、トリガーポイントは自律神経にも影響を及ぼすので、めまいや不眠といった自律神経系の症状にも関係してきます。

トリガーポイントによる症状は急性から慢性のものまで様々です。

 

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